第17回ホットヘア
デザインフォトコンテスト
結果発表
優れたヘアアイロンの技術と世界観(感)を競う第17回ホットヘアデザインフォトコンテスト(愛称・AIVILインスタフォトコン)は、「自由(フリーダム)」をテーマに開催いたしました。募集期間(2022年5月1日〜7月31日)に、スタイリスト、アシスタントから美容学生まで979件の応募があり、事務局による1次審査、7人の審査員による2次、3次審査を実施。最高得点を集めたグランプリには、愛知県春日井市の「ramphy hair atelier(ランフィー ヘアアトリエ)」オーナースタイリスト、立石智大さんの「spiky wolf」に決定しました。学生学校最優秀賞は、「real」(関西美容専門学校)に決まりました。
【立石 智大さん グランプリ受賞コメント】
これまでフォトコンテストでノミネートされたことはありましたが、グランプリは初めて。とても嬉しいです。
「spiky wolf」のspiky(つんつんした、強さのある)なデザインは、モデルさんの個性に合わせたテイストを考えて作りました。
クリエイティブ撮影は、ランフィーのオープン後に本格的に開始。突き抜けられるデザインを目指し、クリエイティブとサロンワークをしっかり結びつけることで、さらに自分らしいデザインを創っていくのが目標です。また、「ランフィーがあるから春日井市に行く」というように、地元の方ももちろんですが、地元以外の方々も来ていただけるお店になることで、春日井におしゃれな人が増えて自分の好きな街に恩返しができたら、いいなと思っています。
【小松 敦審査員からのメッセージ】
テーマ性 ★ 技術力 ★★★ 世界観 ★★
「カールでのデザイン構成はどうしてもエレガントで甘い印象に振られるが、ブリーチ部分のドライな質感とハードカーリーがアグレッシブさで差別をしている。ロングヘアの部類だがフォルムの出しかたと三つ編みがテーマと連動させている。ただし、もう少しコンセプトをファッションや見せ場を明確に打ち出せたらなお良かったと思います。コンテストは何気に“強さ“という部分の見せ方や感じさせ方が必要なのです。」
【加藤 孝子 審査員からのメッセージ】
テーマ性 ★★★ 技術力 ★★★ 世界観 ★★★
【柔らかさ・透明感・光の陰影・動作など、さまざまな素材が融合した作品ですね。トータルバランスが自然体でかっこいい!!男性スタイリストでこんなに優しい作品が作れるなんて、その繊細さに心を動かされました】
【エザキ ヨシタカ審査員からのメッセージ】
テーマ性 ★★★ 技術力 ★★★ 世界観 ★★★
「髪の毛の動きが秀逸でカラーリングも面白いです。奥行きやカール感もすごくよく、楽しくなるStyleで好きです。」
Miyachi Noriyoshi Awardみやちのりよし賞
「fluffy」
星野 寿子さん(三重県)
所属:MonteeLevee / 中日美容専門学校卒
【みやちのりよし審査員からのメッセージ】
テーマ性 ★★★ 技術力 ★★★ 世界観 ★★★
「程よい、カールと動きがモデルさんにもマッチしていててとてもオシャレで可愛いと思いました!カラーも透明感のあるオレンジで衣装とメイクもバランスがとても上手く取れていてすごく上手なスタイルです!
コンテストは派手なスタイルになりがちですが、とても上品でクオリティーが高く一際目立ってた印象です!僕個人としても大好きな作品でした!」
【RYUSEI審査員からのメッセージ】
テーマ性 ★★★ 技術力 ★★★ 世界観 ★★★
「一言で『美しい』。女性の美しさ儚さを兼ね揃えた女性らしさをエレガントに表現している作品。服とメイクでブラックを使用することによって肌の色が引き立ち、そこを邪魔しないこっくりとしたブラウンのヘアはとても魅力的だと思います。少し横向きに撮ることで女性にしか出すことの出来ない曲線の美しさがあらわれ、さらにこの作品の良さをひきたたせてくれていると思いました。おめでとうございます。」
【ヘアモードからのメッセージ】
テーマ性 ★★★ 技術力 ★★ 世界観 ★★★
「今回のコンテストのテーマである「フリーダム」の精神を最も感じ、ヘアモード賞に選びました。この作品の不思議なところは、“アンバランス”なフォルムがとても魅力的に感じた点です。このモデルの表情で、このヘンテコでポップな世界観だからこそ成立している気もしていて、ヘアデザイナーさんのクリエイティブな感性を垣間見ました。ところどころ飛び出している長い毛束の動きも、良いアクセントになっています。」
テーマ性 ★★ 技術力 ★★★ 世界観 ★★★
【デンマン社からのメッセージ】
「カールの柔らかさと自然な錯覚が、この画像を際立たせています。 カールが顔を微妙に縁取ることで、カールの構造と髪の質感が強調され、強い基準点となっています。カールを強調し、画像に深みを与えるために、影をもっとはっきりさせるとよかったと思いますが、全体的には、巻き毛に対する理解と素晴らしい創造的なセンスを示す、本当に強い作品です。」
「The softness and natural illusion of the curl made this image stand out. How the curls delicately framed the face gives a strong reference point to highlight the structure of the curl and texture of the hair.
It would have been good to have the shadow more defined to again highlight the curls and give extra depth to the image however overall a really strong image that shows understanding of curly hair and great creative flair.」
【みやち のりよし審査員からのメッセージ】
テーマ性 ★★★ 技術力 ★★★ 世界観 ★★★
「まず、最初に思ったのは学生さんとは思えないクオリティーだと思いました!!ヘアスタイル、ヘアカラー、メイク、衣装と全てのバランスが上手くとれていてとてもステキな作品です!写真の撮り方も躍動感があって上手だと思いました!学生さんのうちにこんな上手なスタイルが作れると思うと将来がとっても楽しみです!!がんばって下さい」
Student Award &
School Award学生学校優秀賞
「follow your heart」
佐渡山 京弥さん(沖縄県)
所属:沖縄ビューティーアート専門学校
【ヘアモード編集長 有本彩審査員からのメッセージ】
テーマ性 ★★ 技術力 ★★★ 世界観 ★★
「ヘアは一部モデルのクセだと思うのですが、それを生かしながら、ポイントとなる部分に形状がはっきりと見て取れるウエーブを配していて、素材とデザインを良い塩梅でミックスしています。また女性像においても、モデルやヘアからはブラックカルチャーを感じますが、ファッションや小物、写真にはノーブルな雰囲気があり、ここにもミックスが!異なる要素を組み合わせ、魅力的に表現できるセンスと技量の高さにとても驚きました」
AIVIL Official Instagram
小松 敦氏【HEAVENS】
テーマ性 ★★ 技術力 ★★★ 世界観 ★★★
「まず飛び込んでくるのがシルエットです。トップをスクエアにして攻撃性の印象をカールの積み重ねで構築していますね。ヘアデザイン要素はハイライト・ダブルカラーからの赤の表現と要素はタップリ目ですね。それに対してモデルの表情やコスチュームや構図のストレートさがさらに強さの印象を与えています。それでいてアバンギャルドさがギリギリでと止めているのが良いと思います。」
加藤 孝子氏【ROOTS】
テーマ性 ★★★ 技術力 ★★★ 世界観 ★★★
「力強い世界観に魅了されました。さまざまなカールと質感の中に対して、ストレート感の束が絶妙なバランス感覚で配置されている。構成はモノトーンのような赤一色なのに、ひつこく無く抜け感もある!何よりモデルさんのセレクト◎ビックリするほど似合う!ジェンダーレスの今の時代にぴったりですね。素晴らしいフォト作品でした。」
エザキヨシタカ氏【grico】
テーマ性 ★★★ 技術力 ★★★彡 世界観 ★★★
「髪の色合い、フロントの動き、見せ方、モデルさん全てステキでした!!
奥にある髪の毛にこだわるとさらに良くなると思います。パワーがありタイトルに沿っていてとてもカッコよかったです」
みやち のりよし氏【SHACHU】
テーマ性 ★★★ 技術力 ★★★ 世界観 ★★★
「ヘアスタイルのバランスと質感がめちゃくちゃ上手いと思いました!ファッション感も強く、モデルさんにもマッチしていてとてもカッコイイです!クリエイティブとリアルの融合が見事に感じる事が出来てとてもステキなスタイルだと思います!」
RYUSEI氏【PELE Beleza】
テーマ性 ★★★ 技術力 ★★★ 世界観 ★★★
「質感の足し算引き算が絶妙で一目で分かる、パンクスタイルを彷彿させる美しいシルエット。メイクの質感、カラーリング、モデルさんを選ぶところから全て作品テーマに向けた一貫性を感じてとても素敵でした。おめでとうございます。」
有本 彩氏【ヘアモード 編集長】
テーマ性 ★★ 技術力 ★★★ 世界観 ★★★
「ヘア、メイク、ファッション、写真、全ての要素が全てマッチしており、クオリティーの高い作品だと思いました。リーゼント風にセットされたフォト作品は何度も見てきましたが、正面からのショットで四角いシルエットを強調する構図や、ヘアを完璧に上げ切らないラフさが、今までにない新鮮さを感じました。また、ヘアカラーの濃淡の付け方も秀逸で、それによってフォルムや髪の動きが立体的に見えています。」